メインバンクとしている銀行で投資相談をしていると聞いて、老後のお金について何かアドバイスがもらえるかなと予約をしてみた。
窓口とは別フロアで、同じ向きに置かれたひじ掛け椅子が並んでいる場所に案内される。
予約の時間に担当という30代くらいの5㎝ヒールワンレンお姉さんが胸の谷間を見せながらにこやかに個室に案内する。
まずは相談したいことを聞かれた。
収入がなくなったらどこにどのくらいお金はおいておいたらよいのか、それをどうやって切り崩していったらよいのか考えていると話した。
年収は?生活費は?
と聞かれこのくらいと答えると、電卓をたたきながら『「収入がない年数✕生活費」があればいいんですよ。インフレは考慮してませんけど。』
私の相談についてはこれで終わり、そのあとはお姉さんの話が始まった。
こんなのはいかがでしょうかと、金利がとっても良いとかいう債券のパンフレットを私に見せる。申込期限は来週末。
私にはそれがそんなに良いのかわからずぼんやりしていると、
分厚い紙にカラー印刷された冊子を私に見せる。
ラップ口座の資料だった。
8資産に分散するので安心、自分で配分を調整することもなくて楽、ということだった。
老後いくつもの投資商品を管理するのはたいへんだと思っていたので共感できますと返答。
最後に私からランチにおススメのお店などを聞いて、そんな話をしながらエレベーターまで送ってもらった。
考えさせられる2時間だった。
証券会社に電話で投資相談をした時は、知識の豊富さに圧倒された。
銀行にそれを期待してはいけないことがわかった。
私のメインバンクは胸の谷間を見せて仕事をさせる社風だった。
銀行や証券のサービス以外のところで利益をあげているんじゃないかと考えさせられた。
ネットでサービスを受けることが多くなっているけれど、サービスを選ぶ時には、実際に話をしたり、会うことでわかることはたくさんあるんだと再認識。